【多摩市】多摩ニュータウンの姿を未来に残す方法とは?パルテノン多摩が「航空斜め写真撮影」に向けてクラウドファンディングに挑戦中!

2022年12月20日(火)~2023年1月31日(火)の期間、パルテノン多摩では「多摩市と多摩ニュータウンの航空斜め写真を撮影して街の姿を未来に残そう!」という内容で、目標金額250万円を目指した「クラウドファンディング企画」を実施しています。

多摩ニュータウンの姿を未来に残す方法とは?パルテノン多摩が「航空斜め写真撮影」に向けてクラウドファンディングに挑戦中!

実はこれまでも航空写真が撮影されていた!

都心の住宅難解消のために、1960年代後半頃から多摩市・稲城市・八王子市・町田市の4市で始まった、日本最大の開発事業であった「多摩ニュータウン」。

全国的にも初期開発であり、実験的な試みが多かったことや、大規模な地形改変を伴った開発であったことから、それらの様子を、多摩ニュータウンを開発した東京都や、UR都市機構(旧・日本住宅公団)が、節目ごとに写真や映像で記録してきたそうです。

それらの写真は現在、パルテノン多摩ミュージアムで所蔵され、多摩ニュータウンの歴史を知る上での貴重な資料として活用されています。

ところが、2003年に東京都、2006年にUR都市機構による多摩ニュータウン開発が終了し、これ以降、開発者による「航空斜め写真」を撮影されることがなくなってしまったそうです。

その後、パルテノン多摩が開館25周年事業として2012年に「航空斜め写真撮影」を行ったことを最後に、撮影が途切れているのだとか。

意図的に撮影しないと記録に空白ができてしまう!

以前、「昭和43年(1968年)以前の多摩ニュータウンの地上写真が特に少ない 。」と、パルテノン多摩の学芸員さんがおっしゃっていたことがあります。

これは、ニュータウン開発以前、多摩エリアで意図的に記録がされてこなかったことに起因するためです。

(以下の記事を参考にしております↓)

【多摩市】第31回映画祭TAMAシネマフォーラム開幕!『怪獣とヒーローと多摩の50年』とトークショーの様子をレポート!

 

このように自発的に航空写真を撮影する機会を得なければ、歴史の記録に空白が生じてしまうこともあるのだそうです。

現在のところ、最後となっている2012年の撮影以降、諏訪二丁目住宅や、都営団地の建て替えに加え、今後、多摩市立図書館の新築される予定があるなど、「再生」の時期を迎えている多摩ニュータウン。

これら約10年分の記録を継続して保存するために、クラウドファンディングが達成されるといいですね!

詳しくは、READY FOR パルテノン多摩クラウドファンディングホームページをご覧ください。

多摩ニュータウンの姿を未来に残す方法とは?パルテノン多摩が「航空斜め写真撮影」に向けてクラウドファンディングに挑戦中!

さはこお

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