国や東京都、本市の感染状況や全国で緊急事態宣言が解除されたこと等を踏まえ、6月1日から多摩市と稲城市で、小・中学校の教育活動を段階的に再開する見通しになりました。
今回は、両市の方針などをまとめていきます。

※イメージ画像

【多摩市の場合】

多摩市では感染症対策を徹底した上で、2020年6月1日から学校再開されます。
ただし今後の感染状況等によっては、再び臨時休業となることも見込まれているそうです。

そして、感染リスク等を考慮し、ご家庭の判断で登校を控える場合は欠席とはしない方針だとのことです。

分散登校から一斉登校へ
既に多摩市では5月11日から各学年、週に一度の分散登校を実施しているそうですが、6月1日からは一斉登校へ向けた分散登校に変わるようです。

一単位あたりの時間の授業時間も「三密」を避けるため1単位時間を45分（50分）から10分間短縮し、35分（40分）に短縮されるのだとか。

2学期制の導入と夏季休業日の短縮
多摩市では令和2年度に限り、現行の3学期制を変更し2学期制を導入するそうです。
というのも、臨時休業期間の長期化により、1学期の授業日数は半数以下となり、児童・生徒の成績を付けることが非常に困難な状況にあるためだそうです。
また夏季休業日も2週間程度に短縮され授業日程を確保するようです。

※イメージ画像

パンと牛乳などの簡易献立から給食が再開
給食も6月第2週からの再開を目指しているそうです。

ただし、感染防止に配慮したうえでのことになり、6月中は調理パンと牛乳等といった簡便なものにならざるを得ないようです。

※イメージ画像

恒例の学校行事や部活動はどうなる？
運動会や音楽会や文化祭など体育的・文化的行事については、残念ですが当面延期だそうです。そして令和2年度の水泳指導も実施しないとのことです。

しかし遠足に関してはまだ公共交通機関や借上げバスを使用する場合は、当面延期の見込みですが、徒歩圏内なら実施可能の方針とのことです。

修学旅行などの宿泊行事は、教育委員会と協議を行い、実施の可否を判断するそうです。

年内（8月～11月）に予定する八ヶ岳移動教室は中止が決まっているそうです。
そして部活動は、実施する場合、日数を絞り込み（週2日程度）、2時間以内で実施する方針とのことです。

（詳しくは→多摩市HPをご覧ください）

【稲城市の場合】

稲城市では感染症防止対策を講じた上で、2020年6月1日（月）から1学級を20名以下に分割し、分散・時差の対応を行い、 段階的に学校を再開されます。
ただし今後の感染状況等によっては、再び臨時休業となることも見込まれているそうです。

※イメージ画像

分散登校から一斉登校へ

稲城市も同様に分散登校から一斉登校を目指して、再開当初は 11学級を20人以下の2グループに分割した上で、登校日数、授業時間数を徐々に増やしていく方針だそうです。
ちなみに感染症の予防上、児童・生徒の登校を自粛させた場合については、欠席扱いにしないとのことです。

7月からの月１土曜日授業夏季休業日の短縮

稲城市では振替休業日を設定しない土曜授業日を、7月から月1日増やすそうです。
そして夏季休業日も短縮されますが、期間は23日間と多摩市より長めです。

・月１土曜日授業を導入
振替休業日を設定しない土曜授業日を 2020年7月から月1日増やす
・夏季休業日の短縮
【夏季休業日】2020年8月1日(土)から8月23日(日)まで

※イメージ画像

恒例の学校行事や部活動はどうなる？

新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、今年度の水泳指導、小学校第5、6学年の宿泊体験学習、小学校第5学年の大空町教育交流授業、中学校の職場体験は、中止となるそうです。
また、2学期以降に延期されていた運動会や体育祭については、”実施する場合は”という文言が付きますが、その場合は内容を縮小して行うそうで、開催の可能性は残されているようです。
そして運動会・体育祭以外の様々な学校行事、学習活動等については、その内容や在り方(中止を含む)に ついて再検討するとのことです。

給食の開始は6月4週目から
多摩市のように内容については触れられておりませんが、給食の開始は6月4週目の6月22日からを見込んでいるそうです。

（詳しくは→稲城市立小・中学校の今後の学校再開についてをご覧ください）

前の記事へ

記事一覧へ

次の記事へ