旧東永山小学校の工事仮囲いが、アートスポットになっており、話題になっています。

現在、解体工事が行なわれている旧東永山小学校の周りに設置された「工事仮囲い」に、レガシーランタンと名付けられた、ランタンが飾られています。

旧東永山小学校の校舎内や生徒さんの写真や、そこに残されていた記憶のこもった物を詰め込んだ透明の箱に、太陽光電池が取り付けられたレガシーランタンは、昼の間に蓄電して、夜になると発光する仕掛けです。

これらは、2022年10月に永山団地名店街で行われたイベント「見つけよう秋の多摩NEWライフ」で、アート＆デザインユニットのミッケリミッケによる旧東永山小学校のレガシーランタン作りのワークショップにて、参加した市民の手で製作されました。

記憶のこもった物を詰め込んだ透明の箱に、これから反射材テープを自由に貼ってレガシーランタンを完成させていきます。

実は、筆者もこの時にワークショップに参加して一つ製作しました。

写真や物が詰まったキューブに、自由に反射材テープを貼ってデコレーションしました。

カラフルな反射材テープ

さて、現在展示中の旧東永山小学校の「工事仮囲い」付近では、道行く人が「あ！小学校の風景だ！」と、レガシーランタンの存在に気付き足を止めて、写真を撮ったりしながら風景を楽しんでいます。

夜の様子

就学前の小さなお子さんも「小学校ってこんな感じなの？」とお母さんに問いかける姿も印象的でした。

レガシーランタンの他にも、旧東永山小学校の思い出の品をデコレーションしたアートボードや、アンケートで集まった街の声を集めた「多摩ニュータウンで実現したい暮らし方・ソトでの過ごし方」という展示も行われています。

なお、今後も工事仮囲いが外される時まで展示は続ける見込みとのことです。

多摩ニュータウンの遊歩道に、突如出現した昼も夜も楽しめるアートスポットで、思いをはせてみてはいかがでしょうか。

旧東永山小学校（解体工事中の東永山複合施設）はこちら↓
（※展示場所は遊歩道側）

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