【稲城市】水害時に長靴はNGって本当?いなぎペアパークで「防災イベントと花壇づくり」が行われました
「水害時、避難をするときに履く靴は、長靴? それとも安全靴?」
「実は、長靴はNGなのです!」
こうした防災の知識を、市民の方に伝えていこうとする「防災イベントと花壇づくり」が、2022年6月12日(日)稲城市・東長沼の、いなぎペアパークで開催されました。
まず自分自身の身の安全を守る
発生初期の行動についてクローズアップした企画を、今回の「防災イベント」では行われていました。
避難するときの心構え
災害が発生した時、いつどのタイミングで、どこへ避難すれば良いのか悩んでしまいそうです。
そこで「避難した方が良いかな?と思ったら迷わず早めに避難してください」と、指導員の方が周知徹底をしていました。
水害時に長靴がNGな理由
さて、冒頭で水害に見舞われたとき、「長靴がNGである」ことについて触れました。
長靴は水がしみこみにくい構造なのですが、洪水で水が上がってきて、自分のくるぶしの高さ以上になったときに、長靴の中に水がたまり、足元が重くなってしまいます。
そして長靴の構造上、脱げやすく転ぶ恐れがあるのだそうです。
そのため水害時に役立つ靴は、滑りにくく脱げない靴であり、例えば工事現場で使われるような安全靴などが最適なのだそうです。
いなぎペアパークの中に防災設備が隠されている?!
芝生やベンチがあるなど、普段は市民の憩いの場でもある「いなぎペアパーク」。
そのベンチの中に、防災用具や防災設備が隠されていることはご存知でしょうか?
例えばこの一人用のベンチは、フタを開けると洋式トイレが出てきます。
そして、長方形のベンチも、フタを開けるとテントや、トイレットペーパーなどが備え付けられており、先ほどのトイレと組み合わせて使用すると、災害時のトイレブースが完成します。
しかもベンチ下は、マンホールと直結しているため、災害時に水道が止まってしまった時も即時対応できる造りです。
災害が起きた時に、これらの設備を誰でも設営できるように、稲城消防本部の方が、ベンチのフタの開け方や、トイレやテントの組み立て方を参加者の方へ説明していました。
防災イベントの後は花壇づくり
みなさんで防災について一緒に考えた後は、ペアパークの花壇に花を植えました。
花壇づくりでは、ペアパークや、くらす広場に遊びに来ていた子どもたちも飛び入り参加する姿も。
参加したみなさんで、和気あいあいと、すてきな花壇に仕上げることができました。
花壇の花はこれからどんどん成長していくとのこと。お近くを通られた際は、ぜひご注目ください。
いなぎペアパークはこちら↓
※画像は全て主催者の許可を得ております。取材協力ありがとうございました。