【多摩市】宇井眞紀子写真展「アイヌ、現代の肖像」が2月16日よりベルブ永山で開催されます
宇井眞紀子写真展「アイヌ、現代の肖像」が2021年2月16日(火)〜2月22日(月)迄、ベルブ永山3階の多摩市立永山公民館ギャラリーで開催されます。(入場無料)写真家の宇井眞紀子さんは、29年間にわたりアイヌ民族の取材を続けていらっしゃいます。
北海道などに古くから住んでいるアイヌの人々は、自然の豊かな恵みを受け、独自の言語や文化を築き上げてきた先住民族ですが、それらの文化や営みの継承は幾度の戦いや明治期の開拓を経てなんども危機にさらされてきました。現在もアイヌ文化継承の難しさの中で、様々な取り組みがなされています。
アイヌ民族にルーツをもつ人々は、首都圏をはじめ全国各地に暮らしており、今回は”現代”の視点で映し出された、北海道・二風谷(にぶたに)に暮らすアイヌの人々と首都圏で暮らすアイヌの人々それぞれの生活をモノクロとカラーの写真で表現するそうです。宇井眞紀子さんのホームページでは、アイヌの人々の躍動感あふれる写真が掲載されています。写真の背景から、アイヌ文化ならではの美しい刺繍や、装飾品、工芸なども見ることが出来るので、写真展開催の前に是非ご覧になってみてください。2009年、アイヌ古式舞踏が「ユネスコ無形文化遺産」に登録されました。そして昨年(2020年)7月に、北海道白老町にアイヌ文化復興等に関するナショナルセンター「ウポポイ(民族共生象徴空間)」と、同じ施設内に「国立アイヌ民族博物館」がオープンするなど、アイヌ文化の伝統継承の動きは国内外で注目されております。
最近では、野田サトル氏による漫画「ゴールデンカムイ」のアニメ化もあり、これを機にアイヌ文化に興味を持った方もいらっしゃるかもしれません。この機会に多摩市で、現代のアイヌ文化に触れてみませんか。
詳しくは宇井眞紀子写真展「アイヌ、現代の肖像」の案内もご覧ください。
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