【多摩市】KDDI MUSEUM(ミュージアム)に行ってきたレポート
2020年12月に一般公開を開始した【KDDI MUSEUM(ミュージアム)】に行ってきました。
入場するために、先ずKDDI MUSEUM公式サイトより来場予約をしてから行くのですが、1回の入場者は15名以下なので密になることなく、じっくりと観覧できます。その上、スタッフがその場で解説する”観覧ツアー”のような形式でしたので、大変理解しやすい内容でした。【KDDI MUSEUM(ミュージアム)】では、通信の歴史を振りかえる展示、そして”5G”などの新しい通信技術を体験できるコーナーで構成されています。通信は有線から無線、通信衛星へと発達をしていきますが、衛星の模型や、光海底ケーブルの展示はとても臨場感が溢れるもので、衛星の構造を間近で見ることができました。下の写真左の銅色の筒は光海底ケーブルの中継器です。細く折れやすい光ファイバーを海底の水圧から守るために、何重もの構造で守っているそうで、重厚な造りに驚きを感じます。船の模型はケーブルを敷いたり、保守をするための船舶のものだそうです。下の写真は、戦後の国際通信で実際に用いられていた「交換設備」の展示です。かかってきた電話を電話交換手の方が手動でケーブル接続していたそうです。来場者の皆さんが一番足を止めていたのは2000年以降発売されたau携帯電話・スマートフォンの展示コーナーでした。過去に使っていた同じ機種を前にシャッターを切る方も多く見られました。ミュージアムの締めくくりは、2020年3月に開始した、”5G”を用いた最新技術の体験コーナーでした。スマートフォンなどの端末を用いた旅行体験など、これまで考えられなかった仮想空間がより身近になったことを体験できるものでした。
毎週水曜日・金曜日のみ開館【KDDI ART GALLERY】
隣接する【KDDI ART GALLERY】では、KDDIが所蔵する西洋絵画、日本画、ガラス工芸品など多様性に富んだ美術品を、学術機関や国内美術館の監修のもと構成した上で、一般公開しています。
中川一政、朝井閑右衛門、東山魁夷等の大正〜昭和の洋画作品、そしてエミールガレ、ドーム兄弟等のガラス工芸品等、展示されていました。
KDDI ART GALLERYでは新しい鑑賞スタイルを堪能できる
館内は作品ごとにQRコードがつけられており、ご自身の携帯で読み取ることにより、作品の詳細を知ることができます。そして各絵画が光の反射を極力受けずにクリアな状態で見ることができる額面ガラスを新しく採用したそうです。言われないとガラスの存在に気づかないほどのもので、筆の跡など臨場感溢れる鑑賞ができました。
QRコードの活用や額面ガラスの新素材採用などにより、新しい鑑賞スタイルが堪能できるのも【KDDI ART GALLERY】の特徴です。
【KDDI ART GALLERY】は、毎週水曜日・金曜日のみの開館で、事前の予約が必要ですが、是非ご覧いただきたいスポットです。
詳しくは、KDDI MUSEUM ホームページ
そして、KDDI ART GALLERYホームページもご覧ください。