【多摩市】一ノ宮公園廃止か?と毎日新聞に報道されるも、即日多摩市長が廃止を否定したそうです!
多摩市「一ノ宮公園」を巡って23日付の毎日新聞の報道を見てビックリされた方も多いのではないでしょうか?
報道の内容は、台風19号による多摩川の増水で壊れた多摩市の河川敷にある「一ノ宮公園」をめぐり、市は復旧に多額の費用がかかることから、今後は公園として使わないことを検討していると阿部裕行市長が21日の記者会見で明らかにした…というものでした。
しかし、多摩市長は多摩市の公式ホームページで毎日新聞の報道に対し23日中に「一ノ宮公園そのものを廃止」を否定する声明を出されました。
多摩市長の声明の内容は、台風19号により大きな被害を受け、復旧には多額の経費を要すると見込んでいることは事実ではあるもの、一ノ宮公園そのものを廃止することは、市として一切考えておらず、記者会見での発言は、今後も同様の被害を受ける可能性などを考慮すると、テニスコート、球技場という屋外体育施設について、どの水準まで復旧させるか検討が必要であるとの趣旨だったそうです。
一ノ宮公園といえば、晴れた日は市民の憩いの場として、時にはKAO FESで子供達が職業体験を通じた生涯学習イベントを楽しんだり、河川敷での夏の終わりの打ち上げ花火を市民の募金で毎年実現したりと、日々、多摩市民に寄り添ってきた公園でもあります。
そして今回の台風の翌日も、一ノ宮公園を歩く近くの住民の方が河川氾濫の跡を見て「本当にギリギリだったんだなぁ。よくぞ堤防よ、持ってくれた。」と仰っていました。公園の存在が聖蹟桜ヶ丘を守ったことを市民自身、大きく実感した出来事でもありました。
「今後も同様の被害を受ける可能性」を指摘する多摩市の声明からも、復旧は今までの一ノ宮公園の形から、もっと先を見据えた形になるのかもしれません。
市民と寄り添う公園として、そして河川氾濫から市民を守る防災拠点として、公園と市民の先の関わり方を考え直す時期に来ている一ノ宮公園。
例え今までと形状が変わろうと、行けばホッと出来る憩い場所が継続することを切に願いたいものです。
一ノ宮公園がある場所はこちら↓
(さはこお)