【多摩市】中古マンション市場に関するレポートによれば、多摩市のマンションの平均売買価格は着実に上昇しているそうです。
マンションリサーチ株式会社は2025年11月13日、東京都各エリアのマンション売却相場に関する最新レポートを公開しました。不動産市場における長期的な変化を捉えたこの調査は、東京都の中古マンション市場が堅調な価格上昇を続けている一方で、エリアや築年数、アクセス条件によって「資産性に明確な格差」が広がっている現状を浮き彫りにしています。

極めて高い利便性と希少性を持つエリア(港区、千代田区、新宿区等)が、引き続き高い価格帯での取引がなされているのは当然のこととして、注目すべきは、23区外エリアの分析結果です。

同レポートでは、八王子市、立川市、武蔵野市、三鷹市、府中市、調布市、町田市、多摩市、稲城市といったエリアを分析したところ、多摩市が過去3年間で平均売買価格の上昇率16.9%を記録し、調査対象の上位5市にランクインしました。
| 市名 | 平均売買価格(万円) | 平米単価(万円) | 平均築年(年) | 3年前からの上昇率(%) |
|---|---|---|---|---|
| 武蔵野市 | 6,076〜6,476 | 86.8〜92.6 | 1990 | 17.5 |
| 町田市 | 3,168〜3,468 | 45.3〜49.6 | 1996 | 18.8 |
| 多摩市 | 2,764〜2,964 | 39.5〜42.4 | 1991 | 16.9 |
| 昭島市 | 2,692〜2,892 | 38.5〜41.4 | 1995 | 16.6 |
| 福生市 | 1,837〜2,037 | 26.3〜29.1 | 1991 | 16.7 |
不動産価格の高騰は、23区かつ利便性・希少性の高いエリアに限られた動きではなく、多摩市を含む多摩地域でも、確かな資産価値の底上げが進行していることを示していますね。






