【多摩市】多摩市で空き家が減少!20-30代の子育て層による転入増が寄与しているそうです
多摩市が実施した「空家等実態調査」により、市内の空き家・空室が大きく減少していることが明らかになりました(2025年10月2日、多摩市定例記者会見資料)。調査は戸建て住宅だけでなく、集合住宅の空室も対象としており、結果、すべての住宅種別で減少傾向を示しています。
市全体の空き家率は5.3%(3,946戸)から4.2%(3,440戸)へと減少。特に賃貸集合住宅では、空室率が平成28年度の8.7%(1,780戸)から令和6年度には5.7%(1,333戸)へと大幅に改善しました。
背景には、20~30代の若年層を中心とした転入の増加があります。2024年時点で、転入者のうち20~39歳が全体の57.2%を占め、0~4歳の子どもも5.0%に達しています。こうしたデータから、市は「ファミリー層・プレファミリー層が多摩市を新たな生活拠点として選んでいる」と、多摩市は分析しています。
不動産価格の高騰が進む首都圏において、自然と都市機能が共存する“とかいなか”の住環境、そして子育てのしやすさが評価されているようです。