【稲城市】濱陶器で見つける、いつもの時間がちょっと素敵になる器。
稲城市内のイベントやレストランで、その形と色の豊かさに惹かれた「濱陶器」のギャラリーを訪ねました。濱陶器を営むのは、陶芸家のご夫婦。ギャラリーの入り口には「工房におりますので、ピンポンを押して少々お待ちください」という案内が。
しばらくすると奥様が笑顔で迎えてくださいました。 工房併設のギャラリーと聞くと、少し緊張するかもしれませんが、濱陶器の空間は、まるで親しい友人の家のような、優しい雰囲気に包まれています。
工房がすぐそばにあるからこそ、制作途中の素焼きのプレートを目にすることもでき、一つひとつ丁寧な手仕事なのだとイメージができます。
色とりどりの美しい器とともに、可愛らしい箸置きや、鳥や動物をモチーフにした愛らしい陶人形が並びます。
濱陶器では、ご夫婦それぞれが異なる土を用いて作品を制作されています。ご主人が主に手がけるのは、地元稲城市の土を使った「稲城焼」。
土そのものの色と質感が活かされ、素朴な温かみが伝わってきます。一方、奥様が制作されるのは、釉薬の発色の美しさが際立つ信楽の土を用いた「食彩の器」です。
「使う度、見る度にほっこりする。そんな商品作りを心掛けています」と語るご夫婦の言葉通り、一つ一つの作品には、使う人の日常に寄り添うような温かい想いが込められています。

お見送りしてくれた、陶器製のぶたのドアストッパー
濱陶器は2025年5月24、25日に開催される、「わかばのマルシェ」に出店されるそうです。ちょっとのぞいていみたい方は、まずマルシェに足を運んでみてはいかがでしょうか。きっと、日々の暮らしにそっと寄り添う、お気に入りの一品が見つかるはずです。
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