【稲城市】みぃつけた!「高尾ぶどう」の販売が始まっています♪ 梨とぶどうを探して稲城市内をめぐってきました!
2022年8月も後半に差し掛かってきましたが、稲城市内では「高尾ぶどう」の販売が少しずつ始まっている模様です。
2022年の梨出荷前の様子について、号外NET多摩市稲城市で取り上げましたが、同じ時期に「ぶどう畑」の様子もうかがってきましたので、生産中のぶどう畑の様子、そして2022年8月26日に梨とぶどうを求め稲城市内をめぐった日の様子をレポートします。
高尾ぶどうの畑から収穫前の様子をレポート!
糖度の高さと味・香りの良さを誇る「高尾ぶどう」は、昭和30年代に立川市の東京都農業試験場で開発されたそうです。
しかし開発当初栽培管理がとても難しいため、なかなか普及に至らない中、高尾ぶどうに魅せられた稲城市内の農家さんたちの手により、昭和40年代後半から栽培が開始されたそうです。
その後、昭和51年に「稲城市高尾ぶどう研究会」が発足し約50件の農家さんが生産に取り組む中、今ではすっかり「高尾ぶどう」は稲城市における夏の終わりの風物詩になっております。
2022年8月上旬の川清園のぶどう畑で、ぶどうの実を剪定し、袋がけを行う様子を見せてくださいました。
生育中の高尾ぶどうはマスカットのような色をしているのですね!
そこから収穫時期に向かって、どんどん濃い紫へと色がついていくそうです。
生育途中のぶどうの房を一つ一つ観察して、さらに大きく成長させるため、一部剪定を行い整えていくのだそうです。
そして袋がけを行い、収穫の日を待つのだそうです。
この日、生育途中のぶどうを試食しましたが、この段階でも甘く仕上がっていました。
ここからあと2週間以上かけて、さらに糖度を高め、深い味わいと色を引き出していくのだそうです♪
私たちが購入する高尾ぶどうは、こうして美味しい部分を成長させたぶどうだったのですね!
川清園の川島さんによると、今年は粒が小さめで色が出にくい年であったとお話ししてくださいました。猛暑であり、雨の少ない年であったことがその理由とのことです。
天候条件に加えて、社会情勢の変化など、難しい舵(かじ)取りをともなう中、取材の日から2週間以上が経過した8月下旬、稲城市内で「高尾ぶどう」の販売が始まりました!
農産物直売所を巡りまくる!
稲城市内の梨・ぶどうは、農家さんが「食べ頃」を見計らって収穫し、それを畑に隣接する「農産物直売所」や、JA東京みなみの施設などで販売しています。
プロが選んだ美味しい瞬間をいただくことができる一方で、事前に「何月何日に〇〇の品種の梨を収穫」といった予定は立てられないという側面もあるそうです。
そのため、その日「農産物直売所」がある畑で作物が収穫され、店頭に並んでいることを確認できたなら、とにかく要チェックなのが、稲城市内における果物ジャーニーの基本のようです。
曇り空で少しだけ過ごしやくなった2022年8月26日。ぶどう・梨を探す絶好の日と捉えた筆者は、自転車で稲城市内を巡りました。
しかし「すでに完売し閉店準備中」、「ちょうど完売する瞬間」などを見届けるなど、惜しい瞬間を目の当たりにして午前を終えました。
稲城市内における果物ジャーニーは、とても競争率が高いことを実感しました。がぜん燃えてきます!
こうして午後になってから、矢野口の清果園で高尾ぶどうを購入することができました。
ちょうど「高尾ぶどう」のこの日の販売を始めたタイミングであったそうです。
今年はスッキリとした甘さが特徴だとのことでした。
「幻の梨・稲城を今年も食べたい!」と、まだまだ果物ジャーニーは、続きます。
さらに1時間ほど探した後、東長沼の田金園で「稲城」を購入することができました。
田金園も午後から開店したばかりであったようです。
今年は例年よりも「稲城」を求める方が多いとのことで、販売してもすぐに売り切れてしまうことが続いているとお話ししてくださいました。
稲城市内での「農産物直売所」でのお買い物は、見つけた時のタイミングが重要のようです。
行ってみないと分からない、だからからこそ面白い!
今日、どこで何が収穫されるか分からない、だからからこそ面白い!稲城市内での「果物ジャーニー」をみなさまも、ぜひお楽しみください。
ちなみに今回筆者は、稲城市内で配布されている「いなぎ農産物直売所マップ」を参考にしました。
稲城市ホームページでも「いなぎ農産物直売所マップ」のPDFをダウンロードをすることができるそうなので、「果物ジャーニー」のお供にぜひご活用ください。
※ぶどう・梨の種類や価格等は各販売所でおたずねください。
※今回ぶどう畑を取材した「川清園」のぶどうの収穫開始は、9月から予定しているとのことです。(2022年8月30日の川清園Twitterより)