【多摩市】生まれ変わった『パルテノン多摩』はこんな感じ!プレオープンしたばかりの内覧会に行ってきました!
2022年3月27日(日)にプレオープンした多摩市立複合文化施設パルテノン多摩で、内覧会が行われました。
今回は新しく生まれ変わったパルテノン多摩の内部をレポートします。
もくじ
ホール
大ホール
座席数が1,154席の大ホールは、座面幅が広くなり、前後の座席をずらして配置することで、前席のお客様と重ならずに舞台鑑賞ができる座席配置に生まれ変わっていました。
車椅子の方が出入りしやすい席も、確保されていました。
壁面も木材を使用したものに変更、反射音が改善されているそうです。
生演奏の響きのよさに加え、台詞が聞き取りやすくなるなど、バランスの取れた音響空間に生まれ変わっています。
後方には、黒い外観に窓を設けたスペースがありました。この中は防音の空間なのだそうで、大ホールの音声はスピーカーを通して聴くことができます。
これは、上演中に小さなお子様が泣いてしまった時などに、泣き止むまでの一時避難として活用することができる空間なのだそうです。
小ホール
座席数が269席の小ホールも、ゆとりのある客席幅に加え、半席ずらした座席配置で、舞台の見やすさが向上されていました。
そして照明設備、音響設備もグレードアップしているそうです。
ロビー
ラグジュアリーな雰囲気に生まれ変わったロビーは、大ホール・小ホールのホワイエを仕切っていた壁をなくし、広々とした空間に生まれ変わっています。
そして、以前は入口を背にして設置されていた総合案内所が、ロビーの中央に移転しました。
これまで施設利用の際、部門によって分かれていた受付窓口が、今回のリニューアル以降は、全てこの場所に統一され、手続きがとてもスムーズに行えるようになったそうです。
その他に、エレベーターも設置されました。そのことにより大ホールの1階席への移動がバリアフリー化しています。
ちなみに、エレベーターの昇降口付近で、かつてパルテノン多摩の館内にあった「マジックサウンドルーム」の自動演奏楽器を見ることができます♪
ミュージアム
まちの情報ステーション
以前のパルテノン多摩歴史ミュージアムの役割を継承しつつ、まちの魅力を伝える拠点のミュージアムとして生まれ変わったミュージアム。
多摩市や多摩ニュータウンの自然や、文化、歴史の他に、市内の図書館やミュージアムなどを「地域まるごと博物館」と捉えて、新しくオープンしたパルテノン多摩のミュージアムは、それらの入口としての役割を担うそうです。
ミュージアムのエントランスには「まちの情報ステーション」があり、タッチパネル式の”ミュージアム展示ガイド”が準備されておりました。
今後、展示ガイドは「ポケット学芸員」というモバイルアプリでも展開するのだとか。
皆さんのお手元で「地域まるごと博物館」のガイドとして利用が出来る日は、そう遠くないようです。
その他に「まちの情報ステーション」では、多摩ニュータウン開発前の暮らし、多摩ニュータウン計画に関すること、そして地質や地形など、多角的な観点で紹介をしていました。
オープンスタジオ
以前、特別展示室があった場所にオープンスタジオが設置されました。
黒壁のオープンスタジオでは、作品展示の他に小規模の講演会・トークイベント・アコースティックコンサート・ダンスリハーサルなどにも活用できるそうです。
市民ギャラリー
市民ギャラリーは、白い壁であることが特徴で、美術作品の展覧会に活用しやすい設計なのだそうです。
展示物に合わせて、白壁の市民ギャラリー、黒壁のオープンスタジオを選択できる点もすばらしいですね!
クラフトラボ・キッチンラボ
クラフトラボ
多様な工具や、家では設置が難しい工作器具(電動のこぎり等)や、一般家庭では保有が難しいロックミシン等を備品として揃えているクラフトラボ。
床がタイル貼りで、汚れを水洗いできるため、粉塵等の出る工作にも利用できるのだとか。
個人的な創作活動だけでなく、舞台の小道具、衣裳の制作や、文化団体や市民共同の活動の場としても活用できるように設計されているそうです。
キッチンラボ
電磁調理器や、炊飯器、コーヒーメーカー、電子レンジなどを備えたキッチンラボは、パルテノン多摩・中央公園エリアで唯一の調理ができるスペースなのだとか!
みんなで調理するだけでなく、料理や食材をテーマにしたワークショップや教室、サロン、ミーティング利用の活用をイメージしているそうです。
リハーサル室・練習室
リハーサル室・練習室では、新たに「練習室3」が設置されました↓
楽器や演劇、ダンス等の練習はもちろん、大ホール・小ホールご利用の際の控室としても利用できます。
今回のリニューアルで男女別更衣室が充実し、そして全室に鏡、倉庫も新設されたそうです。
利用に必要な附帯備品を配備し、よりいっそう練習しやすい環境に生まれ変わっていましたよ♪
会議室・クリエイティブラボ
会議室
パルテノン多摩には、定員16名から100名までの5つの会議室があり、一番大きな”会議室1″を見学しました。
大ホールに隣接しているため、これまでは音漏れの問題があったそうですが、今回のリニューアルで防音壁を強化し、大変使いやすくなったそうです。
パーテーションで仕切られた”会議室3、4”は、壁面の一部がホワイトボード仕様になっているそうです。
クリエイティブラボ
壁面全体がホワイトボードになっているクリエイティブラボでは、可動式のユニークな形のテーブルが設置され、ポストイットや模造紙なども置かれていました。
プロジェクターで映像を投影したり、壁面ホワイトボードにポストイットを貼ってロールプレイングをしたり、お好みのレイアウトで会議やワークショップなどに活用できそうです。
その上、クリエイティブラボには、琉球畳とちゃぶ台、そしてプレイブロックが常設されていました。
「親子でワークショップ」といったシチュエーションでも活用できそうです。
こどもひろばOLIVE・カフェ・ライブラリーラウンジ
4階「こどもひろばOLIVE」の「きらきらひろば」は、開館時は誰でも利用出来るスペースです。
多摩中央公園とつながっており、寒暖差が厳しい時期など、ホッと一息できる屋内スペースとして活用できそうですね。
他にも、多摩産材の大型遊具が設置された「わくわくひろば」や、一時保育ルームなども設置されておりました。
そして、ライブラリーラウンジも4階にあり、自習できるテーブルなど小中高生の居場所としても活用できるスペースに仕上がっていました。
ライブラリーラウンジ付近に、カフェも設置されていました。
コーヒーのホットは330円(税込)、ホットチョコレートが350円(税込)など、ドリンクメニューが提供されていましたよ!
さてご紹介する中で、パルテノン多摩の内部で、木材を使用したソファーや椅子、テーブルがたくさん登場していました。
これらの木々は「多摩産」の木材を使用しているとのことです。
こうした明るくあたたかみのある雰囲気で、施設利用の目的がなくても、”普段から、ふらっと立ち寄れる場所”として市民の皆さんを迎え入れたい思いなのだそうです。
パルテノン多摩の今後が楽しみですね!
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